コラム

ダニの弱点は意外なアレだった!?住居内に潜んでいるダニの生態とは

私たちの暮らしの中心となる住居内には、驚くほど多くのダニが生息しています。ダニは、人間のフケ、アカ、皮膚のカス、食べカス、ホコリ、カビなどを食べて生活しており、人が居住生活を始めたときから、多数のダニと住居を共有してきたと考えられます。目に見えない微細なダニ害に対抗するため、ダニの生態について理解し、ダニの弱点に基づいた効果的な対策ができるよう、知識を深めていきましょう。

1.住居内に潜むダニの生態

住居内で生活するダニは、さまざまな種類が存在し、それぞれに独特の生態を持っています。この記事では、人に危害を与える代表的なチリダニとツメダニの代表的な2種類から、彼らがどのように生息し、人間の健康に影響を与えるのかを探ります。

そもそもダニとは?

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ダニ被害について知る前に、ダニとはどんな生き物なのか?その概要を知ることから始めましょう。
ダニは昆虫というより、クモやサソリに近い生き物です。そのほとんどの大きさが1mmにも満たない程小さく、肉眼で見分けることが困難です。現在までに知られているダニの種類は3万種~5万種と言われていますが、その正確な数はほとんど分かっていません。
一般的な形態の特徴として、大きく分けて胴体部と顎体部に分けられ、成虫には8本の脚があります。①空気、②食べ物、③適度な温度と湿度(水分)、④繁殖に適した場所の、4項目がダニの発育条件です。これらすべてが満たされると、驚くほどの勢いで増殖します。ダニの食性は種類によって様々で、人や動物の体内に寄生するもの、血液を吸うもの、植物の樹液を吸うもの、雑食性のもの、小さな昆虫やダニを捕食するものなど、多種多様です。また、多くのダニ類は高温多湿を好み、一般に温度15~35℃、相対湿度50~100%の条件で生息しています。
ダニの大半は無害でおとなしい生き物であり、地球上のあらゆる場所に無数に生息している、ごく普通の生き物です。

アレルギーを引き起こす!チリダニ

チリダニ(ヒョウヒダニ)は住居室内に多く生息しているダニで、住居内に潜むダニの80~90%を占めます。人を刺したり噛んだりはしませんが、その体や死骸、フンから発生するアレルゲンが喘息やアトピー性皮膚炎、鼻炎などのアレルギー症状を引き起こす原因です。チリダニの死骸やフンは乾燥し、空気中に舞い上がることで人体に吸い込まれ、アレルギー反応を起こすことがあります。また、これらを吸い込むことでアレルギー性疾患が引き起こされるだけでなく、他のアレルギー反応の引き金にもなり得るため、注意が必要です。

チリダニの生態と特徴

  • ・体長約0.3~0.4mm
  • ・ホコリの多い場所に生息(カーペット、ベッド)
  • ・フケや皮膚のアカ、ホコリ、カビを食べる
  • ・寿命は好条件下で3カ月~1年
    (メスはオスより長生き)

メスは生涯で約80個の卵を産み、特に6月から10月の暖かく湿度の高い夏から秋に繁殖します。チリダニは人を刺すことはないものの、その死骸や糞はアレルギー症状、特に喘息やアレルギー性鼻炎を引き起こす原因になり得るため注意が必要です。

刺されるとかゆい!ツメダニ

ツメダニに刺されると、非常に強烈なかゆみを感じます。これは蚊に刺された場合と比べてもかなり強いもので、刺された後数時間から数日で発現し、1~2週間続くことが特徴です。刺された痕は大腿部、上腕部の内側、腹腰部肌の柔らかい部分に現れ、0.5~1cm程度の膨疹を伴います。基本的に吸血はしないものの、間違って人を刺して体液を吸うことがあり、刺された直後よりも翌日以降にかゆみや赤い腫れが現れることが一般的です。

ツメダニの生態と特徴

  • ・体長約0.3~1.0mm
  • ・通気性が悪く、高湿度な湿った環境に生息
    (畳、カーペット)
  • ・捕食性あり=他のダニやノミの幼虫を食べる
  • ・動きが俊敏

人間を積極的に刺すことは少ないですが、食糧不足の際には共食いを行います。活動が活発になるのは高温多湿の夏場で、夏から秋に集中して発生します。住居家屋内では畳、カーペット、布団などに潜り込んで卵を産むことが多いです。住居内でチリダニが発生している場合、その捕食者であるツメダニも必ず発生していると考えた方が良いでしょう。

2.住居内でのダニの被害

住居内で生息しているダニは、アレルギー性疾患の発症の原因の1つとして認識されています。ダニは、見えない場所で様々な健康リスクを引き起こします。アレルギー症状、ダニが媒介する感染症、そして日常生活における寝具や家具への被害など、ダニおよびダニアレルゲンとの接点を明らかにし、その症状の予防策に結びつける必要があります。

ダニはどこから侵入するのか?

ダニはとても小さい生き物なので、細かいホコリやチリとともに風にのって移動できます。換気の際に窓から入ってきたり、外に干している洗濯物や布団にくっついたりして家の中へと入り込みます。また、モノに付着して侵入することも簡単です。ダンボールなどの梱包資材、購入した衣類や繊維製品などに紛れていたり、モノが製造・販売され、店頭に商品が並ぶまでの間にダニが付着し、その商品を購入して自宅に持ち帰る流れの中に、入り込む隙がたくさんあります。更に、ペットにくっついて、住居内に侵入してくる可能性と、もとからダニがペットに寄生している場合も考えられます。加えて、自然が多い立地に住居を建てて住んでいる場合は、ダニがもともと多く生息しているので、住居を建てる段階からダニの侵入を許している可能性があります。
こうして見ると、住居内にダニが侵入しない可能性の方が低いということが分かります。住居内からダニを完璧に駆除することは、専門家でも極めて困難です。ダニの脅威に怯える前に、ダニやダニ被害に対する正しい知識を身につけ、より安心・安全な生活が送れるようにしましょう。

住居内でダニが多く発生する場所

ダニが多く発生する場所

①寝室の布団やまくら
就寝中に身体から出る汗や、乾かしきれていない髪の毛によって寝具が湿りやすく、体温で寝具が温められる高温多湿な環境は、ダニが最も過ごしやすい環境です。更に、畳やカーペットはダニが多く生息しているため、その上に敷き布団を敷いている場合は、被害にあいやすくなります。

②カーペットや畳、布製ソファ
カーペット、布製ソファは、家族全員が集まるリビングに設置することが多く、その上でくつろいだり食事をすることで、ダニのエサが蓄積し、ダニが発生しやすい場所になります。寝具同様に、ダニは生地そのものに入り込むことが可能なので、掃除機がけだけではダニを駆除することは難しいとされます。
また畳は、保温・断熱効果に優れ、湿度が高い時期に水分を吸収し、乾燥する時期に蓄えた水分を放出する特性があるので、ダニにとって最適な環境になります。

③クローゼット、押し入れ
扉の開け閉めが少なく、湿気がこもりやすくなっていることが多く、掃除の頻度も少ないため、ダニのエサが溜まりやすい環境です。更に、内部で繁殖したダニにより、収納している布団や衣類が汚染される可能性もあるので注意が必要です。
住居内からダニを完璧に駆除することは、専門家でも極めて困難です。ダニの脅威に怯える前に、ダニやダニ被害に対する正しい知識を身につけ、より安心・安全な生活が送れるようにしましょう。

ダニが多く発生する場所

3.ダニによるアレルギー症状

ダニおよびダニアレルギーによって引き起こされる代表的な症状には、発作的なくしゃみや鼻詰まり、鼻水がでるなどのアレルギー性鼻炎、皮膚が赤くただれたり、かさかさしたり、かゆみの強い湿疹が出る皮膚症状(アトピー性皮膚炎を含む)、息をすると、ヒューヒュー・ゼーゼーと音がしたり、ひどく咳こんだりする呼吸器症状(気管支喘息を含む)、眼がひどくかゆく、赤くなるアレルギー性結膜炎などがあります。これらの症状は、ダニのアレルゲンが呼吸によって体内に入り込むことや、目の粘膜や皮膚から体内に入り込むことで引き起こされます。

ダニアレルギーと寝具の関係

ダニが媒介する感染症

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日本で見られる主なダニ媒介性の感染症は、ツツガムシ病、日本紅斑熱、ライム病、回帰熱などがあげられます。これらの疾病は特定の種類のダニに吸血されることで、体内に病原体が注入され感染します。日本で発生する疾病は、マダニが媒介しているものがほとんどです。マダニは、住居内ではなく、自然が豊かで野生の動物がいるような場所に必ず生息しているので、山菜採りやピクニック、釣りなどのレジャーの際に、吸血される可能性があります。また、自宅の庭先で感染した例も認められていますので、自然の多い場所へ行く際は、ダニが媒介する感染症のリスクにも気を配ることと、多少でも知識を持ち、被害を回避することが重要です。草むらでは長袖、長ズボン、帽子、手袋で肌を守り、虫除け剤を使用しましょう。マダニに刺された場合、医療機関での対応とその後の体調変化に注意が必要です。
これらの感染症を発症してしまい、原因が分からないまま放置したり、治療が遅れることによって、死に至る可能性はありますが、早期発見し、原因が解明できれば、現在の医学治療によって治すこともできますので、少しでも異変を感じた場合は、医療機関を受診しましょう。

ダニの排泄物の問題

ダニの排泄物はアレルギー反応の主な原因で、乾燥したダニのフンや死骸が体内に吸い込まれることによって、咳やくしゃみ、涙目、鼻詰まりなどの症状を起こすことがあり、喘息や呼吸器系の疾患の悪化のリスクもあります。特にチリダニの乾燥したのフンや死骸は、気管支喘息や鼻炎などのアレルギー性疾患の原因となります。アレルギー体質の方は、住居内のどこで症状が強く出るかを確認し、使用している寝具や家具などの見直し、又は使用を中止するなどの住居内環境を改めることが必要です。


ダニによる寝具や家具の被害

ダニは寝具や家具に物理的な被害をほとんど与えませんが、大量のダニの死骸やフンが密集すると、ひどく汚れてしまいます。カーペットや寝具の裏側、畳のヘリなどにびっしり汚れがついていたという例も少なくありません。また稀に、刺咬性のダニが刺し跡をのこすこともあります。ダニ自体が小さいので、気づきにくい程度の穴ですが、固形肥料に小さい無数の穴が開いていたという例もあるので、高温多湿・通気性の悪い環境で保管している物があれば、こまめにチェックした方が良いでしょう。

4.ダニの弱点とは?

ダニの弱点は、「清潔な環境」、「高温と低湿度」、「乾燥」の3つです。これらを意識して、生活習慣を改善すれば、効果的にダニの繁殖を予防することが可能です。具体的にどのような方法があるかをあげていきます。

住居内に潜むダニと人間の因果関係

住居内に潜むダニは、人間のフケ、アカ、皮膚のカス、食べカス、ホコリ、カビを餌にして繁殖し、特に高温多湿な環境を好むため住居家庭内で増殖し増えやすいです。ダニの死骸や乾燥したフンはアレルゲンとなり、アレルギー性疾患の原因になることがあります。更に皮膚炎、喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などの症状も引き起こされることがあり、特に小児喘息の約9割がダニによるものとされています。

弱点その1 清潔な環境

ダニはエサが豊富な汚れている場所、体温や汗によって高温多湿になっている布団やマットレスなどの寝具内を好みますが、これらが清潔であれば住みにくい環境になり、繁殖を防ぐことができます。こまめな洗濯、掃除機がけなどを行い、住居内を清潔に保つことが重要です。

弱点その2 高温と低湿度

湿度70%以上、温度20~30℃の環境を好むダニですが、60℃以上の高温処理であれば10分以内に死滅し、湿度40%以下で活動が鈍ります。除湿器や乾燥剤を活用して、住居内を低湿度に保ちましょう。

弱点その3 乾燥

ダニは体の約70%が水分で構成されており、乾燥に非常に弱いです。体内の水分が減少すると生存が困難になります。布団をこまめに天日干したり、スチームアイロンやドライヤー、布団乾燥機を使用して、寝具やカーペットなどをしっかり乾燥させましょう。

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5.効果的な防ダニ対策方法

ダニ対策は日常生活の中で実施できるものです。布団のメンテナンス、掃除のポイント、湿度と温度の管理など、効果的な防ダニ方法を具体的に紹介します。

寝具のメンテナンス方法

寝具のダニ対策には、掃除機がけや、週に一度のシーツの丸洗い、天日干し、干した後の掃除機がけ、しっかりとした乾燥が有効です。それと合わせて、防ダニ加工製品の利用や、布団クリーニングで汚れを除去することも効果的です。除湿機や乾燥剤の使用は湿気を抑え、ダニ繁殖を防ぎます。これらの対策の組み合わせで、寝具内のダニを効率的に抑制できます。

天日干しのダニ駆除効果

熱処理対策で最も簡単でお金のかからない方法が天日干しです。天気のよい日に寝具や畳などを数時間日光に当てるだけで維持管理ができます。しかし、殺ダニ効果という観点から考えるとあまり期待はできません。ですが、日光をあてることで寝具や畳、カーペットの含水量を減少させ、しっかりと乾燥させることができ、ダニの増殖を抑制することにつながります。
天日干しの好条件は、

①数日好天が続いた日に行う(午前中から午後4時頃までがベスト)
②十分な時間日光にあてる
③乾燥した場所で干す

更に、同じ向きで長時間干し続けるのではなく、裏返したり、向きを変えたりして、寝具全面に日光があたるようにすることも大切です。
なかなか干す場所や時間がないといった場合は、乾燥機による熱処理がおすすめです。

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掃除のポイント

布団、カーペット、ソファ、カーテン、天井、照明器具の定期的な掃除で、ダニのエサとなるものを取り除きましょう。ソファやダイニングのイスなどの食べカスが多い場所や、カーペットの表~裏側、住居内のホコリが溜まりやすい家具の裏やカーテンなどは、1㎡につき20秒以上丁寧に、隅々まで掃除機をかけましょう。カーペットの重ね敷きは避けるようにすると良いです。クッションやぬいぐるみもダニが発生しやすいので、丸洗い可能なものは洗濯することをおすすめします。ダニ予防用の洗濯剤や殺虫剤も有効です。

湿度と温度の管理

ダニ繁殖を防ぐには湿度と温度の管理が重要です。特に夏は汗が寝具に染み込み、寝具の湿度が増し、ダニにとって理想的な環境になります。部屋の換気を頻繁に行い湿気を減らし、空気清浄機などで住居内の換気や除湿、乾燥を行いましょう。

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洗濯や掃除がむずかしい場合は?

前述の通りのこまめな洗濯や掃除は、大幅に手間と時間がかかるので、防ダニ素材や加工を施したカーペットや寝具の導入の検討や、ダニが潜みにくい革製のソファ、カーペットを敷かずにクッションフロアのみにするなどの住居環境を大きく変更することも効果的です。
寝具のダニ対策には、特に寝具カバーの取付も効果が期待できます。薬剤加工された防ダニ寝具カバーは、ダニの寄り付きを防ぎ、安全性も確認されています。

逆効果な対処法

さまざまな対策方法をご紹介しましたが、効果的ではない生活習慣には注意が必要です。例えば、布団を叩いて取り込むくと、ダニの死骸やフンが舞い上がり、再び布団に戻ってダニの増殖を助けることがあります。また、前述した天日干しも、その日の気温が低かったり、湿度が高いなど条件が悪い場合は、対象物にかえって適度な温度を与え、干す前よりも含水量が増加し、ダニの増殖を助ける場合もあります。また、ダニ取りシートを布団の顔の部分に設置すると、ダニを顔周りに集めるリスクがありますので、注意しましょう。

6.【番外編】防ダニ布団の特徴と選び方

防ダニ布団は、ダニ対策の重要なアイテムです。前述したとおり、時間がとれず掃除や洗濯が十分にできない方や、ダニアレルギーによる被害が重大な方には特におすすめのアイテムです。防ダニ効果のある素材、適切な洗濯やお手入れの方法、選び方のポイントなど、防ダニ布団に関する重要な情報を提供します。

そもそも防ダニ布団って?

防ダニ布団はダニの侵入と繁殖を効果的に防ぐことに特化した布団です。この布団の特長は、ダニを寄せ付けにくい特殊加工が施されていることです。家庭で洗濯可能で、定期的な清掃によりダニ除去が簡単な点も魅力です。通気性に優れ、湿気を逃がしやすい素材で作られており、ダニの繁殖を抑制します。耐久性が高く長期使用にも適しています。防ダニ布団はダニ対策に効果的で、定期的な洗濯や掃除と併用することで、その効果はさらに高まります。

ダニの布団通過率は65%

防ダニ加工を施していない通常の布団は、キルティングによって開いた針穴からダニが侵入します。布団を使い続けると、布団に侵入するダニの数がどんどん増え続け、布団内部で繁殖してしまいます。定期的に洗濯や乾燥をして綺麗にしているつもりでも、布団内部に侵入したダニをすべて駆除することは、専門家でも困難です。
防ダニ布団の使用を検討される方は、その布団が高密度織物を使用しているか、針穴がない仕様になっているかをチェックすると良いでしょう。

防ダニ効果のある素材

防ダニ効果を持つ素材として、ポリエステルと綿が主流です。ポリエステルは特に寝具やラグに用いられ、一年中のダニ対策に有効です。この素材はダニの忌避、増殖抑制、通過防止の機能を持ちます。化学繊維にこれらの効果が付与され、ダニを寄せ付けず、繁殖させず、通さない特性を有しています。また、綿100%の高密度織物でできたシーツも防ダニ効果があり、推奨されています。これらの素材はホコリや花粉の低減にも役立ち、アレルギー対策に適しています。また、マットレス内部が完全密封されているウォーターベッドも防ダニ効果が期待できます。ウォーターベッド表面に付着したアレルゲンの除去も簡単です。自分に合った素材を選べば、快適な寝心地や機能性を実感でき提供し、安心して眠りにつくことができるでしょう。
こうして見ると、住居内にダニが侵入しない可能性の方が低いということが分かります。
住居内からダニを完璧に駆除することは、専門家でも極めて困難です。ダニの脅威に怯える前に、ダニやダニ被害に対する正しい知識を身につけ、より安心・安全な生活が送れるようにしましょう。

防ダニ布団を選ぶポイント

防ダニ布団を選ぶ際、高密度に織られた生地が重要です。このタイプの生地は、ダニが布団の中に侵入し繁殖するのを効果的に防ぎます。次に、繊維の長さと太さがポイントです。化学繊維は、一本一本が細く長いため、ダニの成虫の侵入を防ぐのに有効です。これに対し、太く短い木綿の繊維は、ダニのアレルゲン(ダニのフンや死骸死がいなど)の侵入を防ぐのにはあまり効果がありませんので、防ダニ寝具を選ぶ際はチェックが必要です。

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7.まとめ

住居内に潜むダニは、チリダニやツメダニといった種類が大半を占めており、それらが皮膚炎やアレルギー性疾患などの病害症状やかゆみを引き起こす原因となっています。
様々な対処法をご紹介しましたが、まずはダニが繁殖している場所を中心に、一つ一つ試すことから始めましょう。

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