ダニが発生!【2023年最新】ダニを駆除・除去・予防して布団を守る方法
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2023.2.3 公開
ダニにとって布団は好条件が揃った環境です。ダニが布団に発生しやすい理由を具体的にご紹介しますので、対策を講じてダニの発生を防げるようにしましょう。
ダニは人間の皮脂や髪の毛を餌にしています。人間が毎日寝ることで布団には皮脂や髪の毛が付着します。ダニにとっては毎日餌が与えられている状況です。
また、布団やベットは掃除が行き届きにくく、餌が溜まりやすい場所でもあります。
特に夏は寝ている間に汗をかきやすいため、布団の湿度が高くなりやすく、ダニにとっては好条件です。さらに、布団は保温性が優れており好条件が保たれます。
布団の中は繊維が密集しています。布団本来は空気を溜め込む構造になっていているので繊維が蜘蛛の巣上に散りばめています。そのおかげでダニの隠れ家となり、ダニの好む暗い場所としても最適です。繊維が密集しているため身を隠しやすく、快適な場所の中で栄養分豊富なエサを求めて布団内を移動できます。
隠れやすい環境なので、掃除をしても除去しにくい点はダニにとってメリットが大きいです。
ダニが布団にいると健康に影響を及ぼします。どのような健康被害があるのか、具体的な被害をご紹介します。
ダニの死骸やフンがさまざまなアレルギー反応を起こします。主なアレルギー反応の例は以下の通りです。
ダニによるアレルギー症状は秋に多く見られます。理由は、夏に大量発生したダニが気温・湿度の低下と共に生きられなくなり、死骸やフンを発生させ、秋になって乾燥して粉々になったりして室内でそれらが舞い上がり、人が吸い込んでしまうためです。
布団やカーペット、ソファを好むツメダニは基本的には吸血しないと言われていますが、稀に誤って人を刺したりします。生きているダニによる被害のため、梅雨から夏にかけて被害が多いです。
脇腹や太ももの内側などの皮膚が柔らかい部分を刺すことが多く、痒みは刺された数時間後から始まり1週間程度続きます。服に隠れた部分が複数箇所で被害に刺されるのが特徴です。
ダニが布団に発生してしまったときに、駆除や除去をする方法をご紹介します。
ダニは高温に弱く、60度以上の熱で死滅します。コインランドリーや家庭用の乾燥機を使うと良いでしょう。マットレスや敷布団は移動が難しいため、布団乾燥機の使用がおすすめです。
布団乾燥機にはダニ駆除コースが設定されているものもあるので、時間等も目安にすると良いでしょう。専用コースがない場合は、60度で1時間使用します。布団内の温度が均一に全体に伝わるまでしっかり温めましょう。
ふとん乾燥機にさまざまな種類があります。機械の性能に合わせた利用方法に沿ってご使用ください。
敷布団と掛け布団で熱をキープする仕組みのタイプは、重なり合っていない部分には熱が回りにくいです。その場合は、表と裏を返しながら重なる場所を調整し、複数回使用します。
また、日中、ダニは暗い布団の繊維の中に隠れています。部屋を暗くして表面に誘導することで、熱による駆除を行いやすくし、掃除機で死骸を吸い取りやすくするのも大切です。
布団の素材によっては乾燥機の使用が向かない場合があります。布団、乾燥機、それぞれに注意書きがあるので、使用前に確認しましょう。
布団を水洗いすることでダニのフンや死骸を洗い流すことができます。しかし、生きているダニを駆除することはできないので、乾燥機と併用がおすすめです。ポイントをご紹介します。
重要なのは布団の素材が水洗い可能なのか、洗濯機が布団対応しているかどうかです。洗濯機については、コインランドリーの大型のものを使うと良いでしょう。
また、水洗いしたら、しっかりと乾燥させた後、温度を下げます。温度が熱いままだと布団の中に湿気が溜まりカビの原因となるため、ベランダなどで布団を広げ冷ましてから使います。
防ダニスプレーを使ってダニの駆除を行う方法は手軽です。使用する際のポイントをご紹介します。
防ダニスプレーはさまざまな成分が使われています。子供やペットがいる家庭では布団に直接散布するのは心配になるかもしれません。製品によっては人体には害がなく布団に使えるものも販売しています。成分や香りの強さを確認して使用しましょう。
防ダニスプレーの効果が持続する期間は、製品によって異なります。購入前に確認し、あなたに合った頻度で使えるものを選ぶようにします。
また、防ダニスプレーを使うと、ダニの死骸が発生します。そのままにしておくとアレルギーの原因になるので、駆除をしたら掃除機で吸い取るようにしましょう。
掃除機ではダニを駆除することはできませんが、アレルギーの原因となるダニの死骸やフンを取り除くことができます。定期的に掃除機をかけるようにしましょう。
※掃除機掛けは繊維に負担は負担がかかるので注意は必要です。
週に1回程度、布団専用のヘッドを使って布団やマットレスに掃除機をかけます。
駆除をするだけでなく、ダニが布団に発生しにくい住環境整備を作ることが大切です。ここからは、ダニ発生の予防方法をご紹介します。
布団だけでなくダニの住みにくい部屋や家を作るために、部屋の換気を行い、こまめに掃除を行うと良いでしょう。
ダニはホコリなども餌にしているので、掃除をして餌を増やさないことが大切です。また、湿度を下げるためにも換気を行います。
布団を干して乾燥させることで、ダニが住みにくい環境を作ります。布団は天日干し以外に、部屋干しや乾燥機を使った方法もあります。
また、布団を敷いたままにしていると、ダニの餌となる髪の毛や剥がれ落ちた皮膚が布団の上に溜まります。また、敷布団と床とが接している部分に湿気が溜まりやすいです。布団を干すのが難しい場合も、布団の上げ下ろしをすると良いでしょう。
ダニ・カビ予防の観点では、マットレスの乾燥も重要です。乾燥機を使うほか、立てかけるなどして干す方法があります。窓を開けたり扇風機で風を当てる方法も有効です。
シーツや布団カバーにはダニの餌になる皮脂などが付着しやすいので、週に1回程度の頻度で交換するのがおすすめです。汗の量が多い、皮脂や皮膚が剥がれやすい人は、シーツに汚れが溜まりやすいのでシーツ交換の回数を増やしてみると良いでしょう。
また、アレルギーの原因になる布団表面のダニのフンや死骸も取り除けます。
シーツを交換するときは次のような点に注意してください。
シーツを勢いよく外すと、シーツに表面に付着しているホコリやゴミが室内で上がってしまう為注意が必要です。布団やマットレスに付着させて、ダニを寄り付かせない為にも気をしましょう。シーツを外すときはシーツの中心のホコリを集めるイメージで、そっと外します。シーツについた汚れを払い落としてから洗濯するのもおすすめです。
シーツを洗った後はしっかり乾燥させてから使います。乾ききっていないと、布団が湿気を含んでしまいダニの好む環境を作る原因になるためです。
また、布団を水洗いする項目でも紹介した通り、生きたダニは水洗いで取り除きにくいので、他の方法と併用すると良いでしょう。
リラックスしながら布団の上で飲食する習慣がある人もいますが、おすすめできません。
布団上で飲食すると、ダニの餌となる食べ物のカスなどの汚れが布団の上に落ちてしまいます。また、ベッドをソファ代わりにしている場合も衣服についた食べこぼしが、ベッドに付着する可能性があります。
一人暮らしの場合は部屋のレイアウトや広さの問題で食卓を設けるのは難しいかもしれませんが、布団を汚さないよう工夫しましょう。
布団を押し入れに入れっぱなしにしておくと、水分を含みダニが繁殖しやすい環境になります。特に、シーズンオフのものや来客用のものは、使用する直前までしまったままにしてしまうことがあります。定期的に押し入れから出し、天日干しや乾燥機を使って乾燥させて布団のメンテナンスをしましょう。
梅雨時期は押し入れに湿気が溜まりやすく、布団の吸湿性で布団の中に湿気が溜まります。扇風機を使って押し入れの中の湿気を飛ばす方法も有効です。
ダニ対策製品は主に2つの方法で対策をしています。
ダニを集めるタイプの対策は、すでにダニが布団で繁殖してしまっている時に効果的です。繁殖しているダニをシートに集め、シートを交換することでダニの数を減らします。
手軽にできるのがメリットですが、効果のある範囲が限られてしまう点と、ダニ取りシートに引き寄せられて新たにダニが集まってしまう可能性もあります。
ダニを寄せ付けないようにする対策製品には燻煙タイプなどがありますが、殺虫成分を含んでおりペットや子供がいる家庭では使用するのは不安に感じるかもしれません。
天然由来成分を使用し、香りでダニを寄せ付けない対策製品もあります。
防ダニ加工した布団やシーツには、主に2つの効果でダニ対策をしています。
布団の繊維や中綿に薬剤を使った防ダニ加工の製品は、長期間使用することで効果が薄れてしまいます。購入時に交換のタイミングを確認しましょう。
ダニが増えにくい効果を持ったシーツには高密度で織られており、ダニが布団に入り込めないようになっているものや、シーツに除湿効果があり、ダニが繁殖しにくい環境を作るものがあります。
製造工程でしっかりと対策されたお布団はダニがお布団の中にいることはありません。 ダニが入らないようにしっかりと工夫された製造方法になっていますので、 通常のお布団よりも何倍の時間かけて、一点一点が職人の技術よって手づくりでつくられています。
お布団が変わるだけでダニ対策は大きく変化します。ダニのいない新しい布団に替えた時の家庭内の個人ダニアレルゲン暴露量の減少を調べた結果があります。
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手軽で安心なダニ対策が求められていますので、余計なメンテナンスが不要な点は、使っていく上で嬉しいポイントだと思います。
ダニが発生してしまった布団を使い続けても良いのかと心配になるかもしれませんが、正しく対策をすることで使い続けることができます。定期的なお布団のメンテナンスを(洗濯・乾燥・お掃除機掛け)をしっかりと行う事でダニの繁殖を抑えることが可能です。クリーニング店にて丸洗いのメンテナンスをしてもらうことも可能です。
しかし、購入から時間が経っているものや、劣化や汚れが激しいものは洗濯の頻度も多くなるので
買い替えを検討しても良いでしょう。
買い替えの目安は、布団の詰め物がへたってきて不快に感じたり、保温性が下がってきたときです。およその年数をご紹介します。
一度、ダニが多く発生してしまったのなら、今後もダニが発生しやすい環境になってしまうかもしれません。布団を買い換えるのなら、ダニ対策がしやすく、アレルギーなどが起こりにくいものを選ぶと良いでしょう。
ダニが布団に発生しやすい理由は、餌が豊富で湿度や温度がダニの生態に合っているためです。ダニが布団にいると、鼻炎や結膜炎、咳などのアレルギー反応があるほか、刺されることによる痒みなどの健康被害があります。
ダニが発生してしまった布団は使い続けられますが、正しく除去することが大切です。ダニは熱と乾燥に弱いため、乾燥機を使って死滅させるとよいでしょう。また、水洗いや掃除機でダニの死骸やフンを取り除くことも大切です。
ダニが除去できたら、布団に寄り付かないように対策をします。対策方法としては、シーツや布団を清潔に保ち餌となるものが溜まらないようにしながら、布団を乾燥させダニが繁殖しにくい環境を作ることです。
また、対策製品や防ダニ加工製品をうまく使って、ダニが住みにくい環境を手軽に作るのも効果的です。
布団は一般的に毎日使用しますので経年劣化します。お布団のカバーリングなどは洋服と同様に季節に合わせてお好きな色柄を交換してご使用することでお部屋の雰囲気が変化し、気分がリラックスしたり、リフレッシュ効果があります。また、カバーリングの持ちも良くなるでしょう。
次回のお布団の交換の際はダニ対策がしやすい製品への買い換えを検討してみてはいかがでしょうか。