布団の干し方を知って快適に眠ろう!正しい布団の干し方とポイントをご紹介【2023年最新】
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布団の干し方を知る前に、布団を干す理由や効果を知っておきましょう。
季節に関わらず、人は寝ている間に大量の汗をかきます。そのまま放置しておくと布団が吸収した汗が原因で湿気を含み、カビが生える可能性があるのです。
布団を干して、湿気を逃すことでカビを生えにくくします。
外に干せない人はふとん乾燥機も効果的です。
布団が吸収した汗が原因の臭いは、除湿することで臭いがとれます。また、定期的に干して除湿しておけば、臭いの発生を抑えることも可能です。
布団の繊維が湿気を含んでいると、その分重くなり布団が萎んだ状態になります。干して湿気を逃すことで布団が中綿の繊維が軽くなり、膨らみを取り戻し、ふっくらとします。
また、布団自体も軽くなっているので、体にかかる布団の重さも軽く快適に眠れます。
ダニが好む環境は、25度前後の高い温度と65%以上の高い湿度です。ダニは湿度が下がると死んでしまうので、布団を干すことがダニ予防になります。
夏はダニが好む環境が整っているので定期的に布団を干すことが大切です。また、冬でも布団の保温性と保湿性で、ダニの好む環境が整いやすいので定期的に干して乾燥させます。
ここまでにご紹介した布団を干すという事は湿度が多くなった布団を乾燥や臭いなどを除去などを除去することにより清潔さが保たれ、快適に寝られるようになります。
そのことで睡眠の質が向上し、しっかりと睡眠がとれることで疲れが取れ、日中に集中して活動できます。
布団の干し方にはいくつかの種類があります。それぞれのメリットとデメリットを知り、目的にあった布団の干し方をするようにしましょう。
布団の干し方といえば、天日干しをして日光を当てる方法を思い浮かべる人が多いと思います。日光に当てる方法のメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
デメリット
日光を使った布団の干し方は自然の力を利用するので、電気代がかかりません。また、紫外線による殺菌効果で雑菌対策も期待できます。
デメリットとしてよく知られているのは、花粉症への影響です。天気の良い日は布団を干すのに適していますが、花粉の量も増えます。家の中に大量の花粉を持ち込むことになり、花粉症の人は症状がひどくなる可能性があります。周囲の環境によっては花粉だけでなく排気ガスや砂などが付着することもあり、布団が汚れる原因です。
また、紫外線による布団の劣化も考えられます。日光に長時間当てることで布団の寿命が短くなる可能性があり、特に動物性素材を使用した布団は直射日光による劣化が早いです。
日光に当てる回数を減らしたり長時間干すのを避けるように工夫をしましょう。
布団乾燥機を使う布団の干し方もおすすめです。メリットとデメリットを確認しておきましょう。
メリット
デメリット
天候に左右されずいつでも布団を干すことができるのはメリットでしょう。特に湿気が溜まりやすい梅雨や日光の当たる時間が短い冬には便利な布団の干し方です。
また、短い時間で布団が乾燥し、日光に当てるより高温にすることができます。短時間で布団を干したい人や、敷布団と掛け布団を同時に干す場所がない人にもおすすめです。
布団乾燥機を使った布団の干し方のデメリットはお金がかかる点です。専用の機器が必要で、1万円強の価格帯が一般的です。布団を干す・乾燥させるためだけに購入するには高価すぎると感じる人もいるでしょう。また、使用する際には電気代もかかります。
布団乾燥機を使った布団の干し方で注意したいのは、機種によっては素材を選ぶ場合がある点です。羽毛や羊毛などを使用した布団へ使用すると布団を傷め劣化させるため、使用を控えるように注意書きをした場合もあります。新しい機種は温度設定ができるものも増えていますが、使用する際には説明書を確認しましょう。
洗濯物の部屋干し同様に、室内での布団の干し方もあります。窓際の日当たりの良い場所に布団をかけておいたり、エアコンや扇風機を使って風を当て陰干しする方法です。メリットとデメリットをご紹介します。
メリット
デメリット
天候や花粉などの外の環境に左右されないのは、部屋干しによる布団の干し方のメリットです。出かける予定がある日でも室内なら干したままにしておけます。また、陰干しなら日光や熱に当てずに干せるので、布団を傷めにくいのもポイントです。
室内に布団を干すためのスペースが必要になる点はデメリットです。布団を干すためのスタンドなどを使う場合は、収納場所も考えましょう。イスなどの室内にあるものを使って干すことも可能です。
日光に当てる方法では、布団を干すのに適している時間は10時〜15時です。布団を干す時間の長さや頻度を、布団の材質や素材ごとにご紹介します。
掛け布団よりも敷布団の方が汗を多く吸収しています。また、冬は床との温度差で敷布団と床の接地面が結露で濡れることもあります。
敷布団は掛け布団よりも頻繁に干して、湿気を除くようにしましょう。具体的には、掛け布団は週に1度、敷布団は週に2度干すのがおすすめです。
布団の材質には以下のようなものがあります。特徴とともにご紹介します。目安の時間は夏の場合です。
素材ごとの吸湿性や乾きやすさや、日光や熱に当てた場合の素材の劣化しやすさにより頻度や時間を調整します。羊毛や羽毛は長時間直射日光に当てると劣化してしまいます。乾きやすいので、風通しの良い場所で陰干しすることで湿気を除くことが可能です。
冬は気温が低く日差しも弱いため、なかなか湿気が布団から抜けません。冬は前述の目安時間を2倍にし、気温や天気によって調節します。
また、夏は布団を乾燥させやすいですが、汗もかきやすい季節です。快適に寝られるように、といった点を意識して、布団の干し方や時間を工夫してみましょう。
布団を清潔に保ち快適に眠るために、また、布団を傷めず長く使うために知っておきたい布団の干し方のポイントをご紹介します。
布団を干すというと、日光に当てることが大切だと考える方もいますが、日光や紫外線にこだわる必要はありません。布団を干す目的から干し方を考えるのが良いです。
布団を干す目的とポイント
布団の湿気を除くことが目的の場合は、日光よりも風通しが重要です。扇風機などで風を当てることで、日光がなくても除湿できます。
ダニ退治が目的の場合は、布団全体を高温にすることが大切です。ダニは20〜30分間、50度以上の熱を保つことで死滅すると言われています。しかし、真夏でも日光だけで布団全体を高温に保つのは難しく、ダニは日光の当たらない裏側へ避難してしまいます。
また、前述したように紫外線は布団を傷める原因になります。羽毛や羊毛だけでなく、綿やポリエステルもごわつきの原因になることもありますし、側生地の退色も進みます。日光にこだわらず、目的に合わせた布団の干し方が大切です。
布団を外で干す場合には、シーツや布団干し袋を利用することをおすすめします。布団干し袋とは、布団全体を覆うことができる専用のカバーです。
おすすめする理由
シーツや布団干し袋を使用すると、紫外線による側生地の退色を防ぐことができ、布団に直接花粉等がつくのを防ぐことができます。また、黒い袋を使うことで日光を吸収しやすくし、袋内の温度を上げて効率良く湿気とダニの対策ができる布団の干し方です。
専用のカバーでなくてもシーツで代用できますが、シーツの退色や汚れの付着の恐れがあります。
布団は厚みがあるので、干している途中に裏表を返して両面を干すことが大切です。これは日光に当てる時だけでなく、室内で陰干しする際も意識します。風が両面に当たるようにして効率的に乾燥させましょう。
両面の布団の干し方では、先に肌が触れる面を表にして長めに干してから裏返すのがおすすめです。ただし、冬の敷布団の結露などがある場合は、状況に合わせて調整します。
布団の干し方といえば、最後に布団たたきを使って強く布団を叩くことも多いですが、やめておいた方が良いでしょう。
布団を叩かない方が良い理由
●布団が傷む
●布団の詰め物が詰まり、吸湿性や保温力を損なう
●ダニの死骸などが細かくなり布団を室内に収めた際や、ご使用の際に細かくなったダニの死骸などが室内に浮遊しやすく床やフローリングなどに付着します。
布団を叩くと布団の詰め物も側生地も傷みます。特に詰め物は繊維が細かくちぎれ、羽毛布団では細かくなった羽毛が外に出てしまう原因となるのです。
また、叩くことでふんわりとしていた詰め物が押し潰されて、本来の吸湿性や保温力を損なう可能性もあります。
さらに、叩くことでダニの死骸が細かくなり、布団の表面に付着する原因にもなります。叩いて舞い上がったダニの死骸などを吸い込んでしまう可能性もあるのでやめておきましょう。
布団の表面のホコリを払う目的で布団たたきで表面を撫でる程度で十分です。布団たたきを使用しなくても、手で撫でたり、洋服用のブラシを使うのも良いでしょう。
布団の干し方では風通しを意識すると良いですが、部屋干しでは特に注意をします。エアコンや扇風機で風を当てる際も風通しを意識して全体がなるべく風に当たるように、物干し竿やスタンドなどを使うと良いでしょう。
布団をかけられるスペースがなければ、肌に触れる面を表にしてソファに広げたり、ベッドの上で布団をめくっておき、扇風機を当てる方法でも乾燥できます。敷布団の下にすのこを敷いて布団の下にも風が通るようにする方法もおすすめです。
ダニ対策として布団を干すのなら、日光に当てるよりも布団乾燥機を利用する布団の干し方をおすすめします。日光に当てる場合、布団の厚みがあるため全体を均一に高温にすることは難しいです。ダニは日の当たっていない温度の低い方へ逃げてしまいます。
布団乾燥機を使えば、短時間で高温にすることができ温度もキープしやすいです。全体に温風が行き渡るので、裏表を返す必要もありません。
布団の干し方で注意したいのは、前日の天気です。前日が大雨だった場合、空気中には多くの水分が含まれています。空気中に水分が多いと、布団がその湿気を吸ってしまう可能性もあります。
前日が雨だったのなら、水溜まりは乾ききっているのかなどを目安に、湿度が下がってから干すようにすると良いでしょう。
季節の変わり目など、干した布団を収納する場合には、次の点に注意しましょう。
干し終わった布団は取り込んですぐにはしまわず、次のことを行ってから収納します。
布団を干し終わったら布団の表面に付着したダニの死骸やフン、ホコリを取り除きます。これは、日常的に布団を干した後にも行った方が良いのですが、収納する際は特に気をつけます。
掃除機をかけるときは、布団専用の掃除機か、普段の掃除機に専用のヘッドを取り付けて使用します。床掃除用のヘッドのままでは布団が汚れる可能性があるので注意しましょう。
また、布団が温かいまま収納すると、冷えた時に湿気が発生しやすくなります。さらに、収納するために折り畳むと、布団が冷えにくくダニが好む環境が長く続いてしまいます。
布団が冷えるまで待ってから収納袋に入れて収納しましょう。
布団を干すことで湿気を除き、布団の臭いやダニの予防ができます。また、布団を快適な状態に保つことで睡眠の質を向上させることもできます。
布団の干し方には、日光に当てるだけでなく、布団乾燥機を使ったり部屋干ししたりする方法もあり、状況に合わせた方法で行うのがおすすめです。
布団の干し方にはいくつかポイントがありますが、湿気対策なら全体の風通しを、ダニ対策なら布団全体を高温にすることに注目します。また、外干しでは布団を汚さないようにシーツや布団干し袋を利用したり、布団をたたいて傷ませないことも大切です。
干した布団を収納する際は、布団表面の汚れを取り除き、冷えるのを待ってから収納します。
正しい布団の干し方を知っていると、布団を清潔で快適な状態に保ちやすいです。あなたに合った無理のない方法で行うようにしましょう。