コラム

ベッド周りには要注意!家族を守る、ぬいぐるみのダニ対策について

思い出がたくさんつまった、お子様の大好きなぬいぐるみ。そのぬいぐるみが、実はダニの温床になっている可能性があることをご存知でしょうか?お子様が抱きしめたり、一緒のお布団で眠ったりするぬいぐるみにダニが潜んでいるとしたら…。ダニやハウスダストによるアレルギー症状がいつ発生してもおかしくありません。更にベッド周りに飾るだけでも、ダニ被害にあうリスクが高まります。今回は、ぬいぐるみにどのくらいダニが潜んでいるのかを、原因や撃退方法、お子様をダニから守る方法と合わせて解説します。

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1.ベッド周りには要注意!家族を守る、ぬいぐるみのダニ対策について

ベッド周りや枕元を癒しの空間にしたいとお思いの方も多いのではないでしょうか。思い出がつまった愛着たっぷりのぬいぐるみは、癒しの空間をつくるのにぴったりのアイテムといえるでしょう。しかし、一見きれいに見えるぬいぐるみには、想像以上にダニが潜んでおり、正しくケアをしないと、どんどんダニが増殖してしまう可能性が高いのです。知らず知らずのうちにダニが住みついたぬいぐるみから、布団などの寝具に潜伏エリアを広げ、ベッド全体がダニの温床となってしまう可能性もありますので、ぬいぐるみの正しいケア方法・ダニ対策方法の知識を身につけ、家族をダニから守りましょう。

2.ぬいぐるみには想像以上に、ダニが潜伏している…

ぬいぐるみにはどのくらいダニが潜んでいるのか?ぬいぐるみの大きさや素材などによって差はありますが、その数は最低でも数十匹、多い場合は数百~数千匹 潜んでいると言われています。 チリダニのメスは生涯で約80個の卵を産みます。つまり、1匹棲みつくだけでもぬいぐるみはダニだらけになってしまうということです。ぬいぐるみを寝室に置いている場合は、更に注意が必要です。寝室は湿度が高くなりやすく、家の中で最もダニが繁殖しやすい場所となります。体温が残り温かく、エサとなるフケやアカ・髪の毛などが豊富なベッドや、結露しやすい窓際にぬいぐるみを置くことは、想像以上にダニにとって好条件だということです。この事態を防ぐためにも、ぬいぐるみのダニ対策を行う必要があります。

3.ぬいぐるみにダニが潜む原因とは

ぬいぐるみにダニが潜む原因は大きく2つあります。1つ目は、ぬいぐるみにほこりやゴミが付着しやすいという点です。ぬいぐるみは頻繁に洗濯する寝具などと違い、基本的には置きっぱなしです。そのため、室内のほこりが付着し、どんどん溜まっていきます。主に住居内に生息しているチリダニにとってはホコリもエサとなるため、ぬいぐるみがダニの絶好の住みかとなる訳です。2つ目は、湿気がこもりやすいという点です。湿度70%以上、温度20~30℃の高温多湿を好むダニにとって、又してもぬいぐるみは絶好の住みかとなります。ぬいぐるみに付着した食べカスや髪の毛などもダニのエサとなるので、繁殖を繰り返し、ぬいぐるみ内でどんどん増殖してしまうのです。

4.ぬいぐるみのダニを撃退する方法

ぬいぐるみのダニを撃退するためにはどの様な方法があるのか?ダニの弱点である、「清潔な環境」、「高温と低湿度」、「乾燥」の3つのポイントを踏まえて、お家で今すぐ実践できる方法をご紹介します。

掃除機をかける

ぬいぐるみに付着した、ダニアレルゲンの原因となるダニの死骸やフンを掃除機でしっかり除去しましょう。ただし、強い力で吸い込むと、ぬいぐるみの生地が破れるなど、大切なぬいぐるみが破損してしまう原因になるので注意しましょう。又、繊維にしがみついているダニをしっかりと吸い取ることができないので、掃除機を速く動かすのもNGです。掃除機を「前に出す」・「戻す」の動作にそれぞれ5秒間、弱モードでゆっくり掃除機をかけるようにしましょう。なお、ぬいぐるみによっては毛が抜けやすいなど、素材によっては掃除機を使わない方が良い場合がありますので、掃除機をかける前に必ず事前確認をしてください。



▼番外編:上手な掃除機のかけ方について詳しくはこちら▼

洗えるぬいぐるみかどうか確認

ぬいぐるみは基本的に布製ですが、確実に洗えるとは限りません。サイズが大きすぎるものや、アンティーク品は洗えないことがほとんどです。その他にもいくつかポイントがあるので、下記の項目を参考にぬいぐるみが洗えるかどうかを再度確認してください。自宅での丸洗いが難しいものは、ぬいぐるみ専門のクリーニング店等に相談してみましょう。

・素材のチェック

革やリアルファー、木材パルプなどの水に弱い素材が使われていないかどうかを確認しましょう。水に弱い素材の場合、生地の傷みや型崩れの原因になるため洗濯は控えてください。又、中にスポンジ状のポリウレタンが入っているものも、水洗いすると型崩れしてしまうため、洗濯は避けましょう。

・色落ちしないかのチェック

水洗いをして色落ちしないかどうかを確認しましょう。確認の方法は、まず白い布を水で軽く濡らしてぬいぐるみを擦ります。この段階で布に色が移らなければ問題ないですが、色が移ってしまった場合は色落ちする可能性が高いです。自宅での洗濯は避け、ぬいぐるみ専門のクリーニング店等に相談してください。

・接着剤が使われていないかチェック

ぬいぐるみに接着剤が使われていないかどうかの確認も必要です。接着剤は圧力や水に弱く、目や鼻などの細かいパーツが洗濯により取れてしまう恐れがあります。接着剤で付けられているパーツがないかしっかりチェックしましょう。

・電池や機械が搭載されていないかチェック

ぬいぐるみ内部に電池や機械が搭載されていないかの確認も重要です。水で洗うと故障の原因になりますので、 しゃべる機能や動く機能が備わっているぬいぐるみは絶対に自宅の洗濯は避けてください。又、モールや、針金などの金属が使われている場合も、サビの原因になるので、洗うのは控えましょう。

お湯につけ置き、丸洗いする

ダニは60℃以上の高温処理であれば10分以内に死滅し、湿度40%以下で活動が鈍ります。ぬいぐるみ全体が入るサイズの容器かビニール袋に60℃以上のお湯を入れ、その中にぬいぐるみを入れて 10分程度漬け置きします。その後、洗濯機か手洗いで丸洗いしてください。まる洗いが終わった後は、必ず水気がなくなるまでしっかり乾燥させましょう。そのまま濡れた状態で放置してしまうと、せっかくキレイに丸洗いしたぬいぐるみが、ダニの好む湿気の多い環境をとなってしまいます。ドライヤーなどを使用して、しっかり乾燥させるか、天日干しで水気をなくすことも重要なポイントです。

晴れた日の天日干しで「ダニ予防」

天日干しは、必ず晴れて湿気の少ない日におこなってください。天日干しをする当日の前後で雨が降る場合は避けましょう。又、夕方は夜露がおりてきてしまうので、午前中~午後4時頃までに天日干しをしましょう。ぬいぐるみの毛並みが悪くなったり、日に焼けて退色してしまう恐れがあるので、直射日光の当たらない明るい日影で天日干しを行ってください。その際、ぬいぐるみ全体がしっかり乾くように、服を来ている場合は脱がせて天日干しをしましょう。更に、同じ向きで長時間干し続けるのではなく、裏返したり、向きを変えたりして、ぬいぐるみ全面に日光があたるようにすることも大切です。
晴れた日の天日干しは、ぬいぐるみの含水量を減少させ、しっかりと乾燥させることができ、乾燥が苦手なダニの増殖を抑制することにつながりますので、大変おすすめです。

防ダニアイテムを活用する

ダニよけ効果のあるシートやスプレーを使用して、ぬいぐるみにダニが発生・増殖を予防することができます。市販のダニ駆除アイテムは、以下のようなものがあります。

燻煙剤…殺虫成分を含んだ煙や霧を部屋全体に行き渡らせ、室内のダニをまとめて退治します。
ダニ駆除スプレー…スプレータイプのダニ用殺虫剤です。ソファや枕など、ダニが気になるところにすぐ使えます。
ダニ取りシート…ダニが好む香りをシートに含ませ、ダニをおびき寄せて捕獲します。

燻煙剤、駆除スプレーの使用後は、ダニの死骸を除去することを徹底してください。ダニの死骸やフンなどが乾燥して微粉末になり、それを吸い込むことで、アレルギー症状の原因となります。
ダニ取りシートは、集めたダニもシートと一緒にゴミとして捨てることができますが、燻煙剤やダニ駆除スプレーはダニを死滅させるだけです。使用後は、必ず掃除機をかけて、ダニの死がいを除去してください。小さなお子様がいる家庭や、ダニ駆除スプレーの成分が気になる場合は、ダニ取りシートの使用がおすすめです。



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5.ぬいぐるみに潜むダニによる健康被害とは?

ぬいぐるみにダニが潜んでいたらどの様な症状が起こるのか?一般的には、肌や目の炎症、かゆみ、鼻水やくしゃみなどの健康被害が起こります。特に注意が必要なのがダニによるアレルギー症状です。喘息やアトピー性皮膚炎など、通院や服薬などの長期的ケアが必要になることもあります。ここでは、ぬいぐるみに潜むダニによる健康被害について解説します。

・炎症やかゆみ

ぬいぐるみに潜むダニは、チリダニという種類です。住居内に多く生息しているダニで、人を刺したり噛んだりはしません。では何が炎症やかゆみの原因かというと、チリダニを捕食するツメダニに刺されることです。ツメダニは、他のダニやノミの幼虫を捕食する性質があり、チリダニがいるところには必ずと言っていい程ツメダニも生息しています。ツメダニに刺されると、非常に強烈なかゆみを感じたり、炎症やミミズ腫れができたりすることもあります。これは蚊に刺された場合と比べてもかなり強いもので、刺された後数時間から数日で発現し、1~2週間続きます。刺された痕が残ってしまうケースもあるため、人を刺すツメダニが発生しないよう、チリダニから対策・駆除することが重要です。



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・アレルギー症状

前述の通り、チリダニは人を刺しませんが、ぬいぐるみの内部や表面に死骸やフンを撒き散らします。これらがアレルゲンとなり、口から吸うことで体内に入り、さまざまな部分でアレルギー症状が引き起こされます。ダニによるアレルギーの主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみで、喘息発作を引き起こすこともあります。 又、アレルギー性鼻炎や気管支喘息(小児喘息)、結膜炎など、長期的なケアが必要となる症状が起こることもあるので注意が必要です。更に、バリア機能が低下している皮膚にアレルゲンが触れると、アトピー性皮膚炎になる恐れもあります。

・お子様への悪影響

ぬいぐるみは、お子様が肌身離さず持ち歩いたり、口にふくんだりするケースも多く、そのぬいぐるみにダニが潜んでいる場合は、身体に悪影響を及ぼす可能性が非常に高いです。必ず症状が出ると言い切ることはできませんが、お子様(特に乳幼児)の身体は抵抗力が弱い上に未発達です。ハウスダストやダニなどのアレルゲンの影響を強く受けやすく、アレルギーが起こる原因の多くは、抵抗力の弱さが理由となっています。洗えるぬいぐるみを選んだり、こまめに掃除機をかけたりするなど、今までより少し気を配るだけでも、お子様をダニアレルゲンから守ることにつながります。

・お子様の喘息の原因は、「ダニアレルギー」

お子様の喘息のほとんどが、「ダニ」や「ハウスダスト」によるアレルギーがベースです。日本の小児の約4~6%は喘息を発症しており、最近では特に1歳前後の乳幼児喘息の増加が話題になっています。その9割以上は、ダニアレルゲンが原因と考えられており、ダニはアレルギー物質として重要視されているのです。喘息は、気管支の粘膜が炎症を起こし、とても傷つきやすく過敏になっている状態で、何かのきっかけにより発作を繰り返します。 例えば、寝室でぬいぐるみをブンブン振り回したり、布団の上をバタバタ走ったりすることで、ダニの死骸やフンが舞い散り、それらを吸い込むことで発作が起きてしまうのです。





6.お子様をダニから守るには?

アレルギー、喘息の原因からお子様を守るためには、寝具やぬいぐるみを含む、お子様が過ごす空間を清潔にすることが最も需要で、効果的です。ダニの死骸やフン、ハウスダストなどの、アレルギーの原因となるものをしっかり除去しましょう。

ぬいぐるみのケアと管理

ぬいぐるみのダニ予防は、ダニが生きづらく、寄せ付けない環境作りがポイントです。ぬいぐるみはさまざまな素材、形で作られているため、ダニ対策が難しいです。普段から定期的にお手入れを続けて、清潔な状態を保ちましょう。すぐに実践できるお手入れ方法としておすすめなのが、洗濯と粘着シートです。ぬいぐるみに付着したダニの死骸・フン・ホコリなどをこまめな洗濯で取り除きましょう。更に、気づいたときに粘着シートで表面のゴミを取るだけでも効果はあります。掃除機のように奥まで吸い込むことはできませんが、毎日続けやすいので、忙しいご家庭には特におすすめです。

ベッド周りの掃除の徹底

ベッド周りは、思い出の写真やお気に入りのぬいぐるみ、置き時計や、クッションなど…ついつい物が多くなりやすい場所です。物が多いと掃除しにくくハウスダストが溜まる要因になります。特にぬいぐるみやクッションは布製品なので、繊維くずも落ちやすく、ダニの住みかになりやすいので、できるだけ置かない・置く数を最小限にするようにしましょう。又、定期的に掃除と換気をすることで、ダニの死骸やフン、ハウスダストの除去ができ、更にアレルギー症状を軽くすることができます。清潔でシンプルなベッド周りを維持することによって、よりリラックスできるお気に入りの空間にすることができます。

お子様用の防ダニ布団を使用する

ダニアレルギーの要因となる、ダニの死骸やフン。これらは、住居内に潜むチリダニやツメダニが主な原因です。チリダニやツメダニが最も多く潜むのは寝室で、布団やカーペット、ベッド周りのぬいぐるみなどに多く潜み、大人だけでなく子どもにも健康被害を引き起こします。お子様をダニアレルギーから守るためには、ダニアレルギーを引き起こすダニのフンや死骸の除去だけでなく、その発生源である「生きたダニ」を増やさないことが重要です。しかし、すでにダニの住みかとなってしまっている布団から、「生きたダニ」を1匹残らず駆除することは難しいとされています。その場合は、お子様用につくられた防ダニ寝具の使用が大変おすすめです。

・ヤマセイの防ダニ布団を使えば、ダニの通過を100%阻止します!

防ダニ加工を施していない通常の布団は、キルティングによって開いた針穴からダニが侵入します。布団を使い続けると、布団に侵入するダニの数がどんどん増え続け、布団内部で繁殖してしまいます。定期的に掃除機掛けや洗濯、乾燥をしてキレイにしているつもりでも、布団内部に侵入したダニをすべて駆除することは、専門家でも困難です。
ヤマセイのお子様用防ダニ布団は、一般の生地に比べ非常に目が詰んでおり、綿100%の高密度生地を使用しているので、体長約0.3~1.0mm程の小さいダニだけでなく、その卵や幼虫を100%通しません。布団表面に針孔がない特殊製法でダニが侵入できない作りとなっています。

・薬剤不使用なので、肌にやさしい素材で安心

ヤマセイのお子様用防ダニふとんは、ダニ忌避剤や殺ダニ剤などの防ダニ剤を、生地や中綿に一切使用しておらず、肌の敏感なお子様も安心して使うことができます。更に、側生地がコットンなので肌ざわりも良く、赤ちゃんの快適な眠りをサポートします。又、花粉やホコリも溜まりにくく、布団表面をサッとはらうだけで、花粉やホコリを約92%除去することが試験で証明されています。



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7.安眠につながる、ぬいぐるみケア

一見キレイに見えて、実はダニが多く潜んでいるぬいぐるみ…。見えない汚れが溜まりやすく、そのまま使用してしまうとアレルギー症状などの健康被害を引き起こす可能性もあります。 抵抗力の低いお子様にとっては、ぬいぐるみに潜むダニはとても危険です。お子様をダニによる被害から守りたい方だけでなく、ダニによるアレルギーが心配な方、ベッド周りを含む寝室のダニが気になる方は、使用している寝具や、寝室のカーテン、ベッド周りに置いている大切なぬいぐるみを、定期的にケアしていきましょう。

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