コラム

「これってダニアレルギー?」症状が重症化しないためのダニアレルギー対策について

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1.この症状ってダニアレルギー?症状が重症化しないためのダニアレルギー対策について

朝起きるとくしゃみや鼻水がでることはありませんか? 毎日この症状が引き起こされ、慣れてしまっているかもしれません。 風邪が原因である可能性も考えられますが、身体が元気な場合は、ダニ(ハウスダスト)アレルギーの可能性があります。


アレルギー症状の原因となっているのは、室内に潜む「ダニ」の可能性が高いことはご存知ですか?ダニはとても小さく、肉眼では分かりにくいですが、住居内のあらゆる場所に生息しています。家の中に潜むダニは、私たちの身体に様々な悪影響を及ぼし、場合によっては激しいアレルギー反応を引き起こしてしまうことがあります。


症状が重症化しないために、対策方法を知ることから始めましょう。

2.そもそもダニアレルギーとは?

ダニの死骸やフンを体内に吸い込むことによって症状が引き起こされることを、ダニアレルギーと言います。


ダニは、フンも含め大部分がアレルギーの原因となります。夏の間に繁殖したダニの死骸やフンが、秋になって湿度が下がると乾燥し、小さな粉状になって空気中に舞い上がります。それらが呼吸とともに体内に入り込み、それを身体が異物として認識すると、排除するために、咳やくしゃみと言ったアレルギー症状となって引き起こされるのです。花粉等の季節ごとに増加するものと違って、住居内にダニが潜んでいれば一年中症状が起こる可能性があります。

ダニだけじゃない?ハウスダストによるアレルギーについて

「日常生活の中には、想像以上に「ダニ」を含む、ハウスダスト等のアレルゲンが潜んでいます。

①寝具やカーペットに潜む「ダニ」

住居内には主に、チリダニとツメダニと言った2種類のダニが潜んでいると言われています。そのほとんどが1mmにも満たない程小さく、肉眼で見分けることが困難です。


空気、食べ物、適度な温度と湿度(水分)、繁殖に適した場所の、4項目がダニの発育条件です。これらすべてが満たされると、驚くほどの勢いで増殖します。この条件を満たしやすいのが、寝汗や皮脂が付着しやすい寝具やカーペットです。


放置しておくと、どんどんダニが増殖する可能性があるので、寝具やカーペットをこまめに手入れすることが必要になります。

▼そもそもダニとは?生態について詳しく知りたい方はこちら▼
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②動物の毛やフケ、ムシの死骸やフン

動物の毛やフケなどの成分は、アレルゲンとなります。アレルゲンとなり得る動物は犬、猫、鳥、うさぎなど様々です。更に、動物(ヒトも含む)の毛は、ダニのエサとなります。抜け毛を掃除せずそのままにしておくと、ダニのエサとなり増殖の原因となるので、注意しましょう。


又、ムシの死骸やフンも人体にとってアレルゲンとなります。こちらは、ダニアレルギーときっかけや症状は同じで、ムシの死骸やフン、蛾などの成虫が出す鱗粉が粉々になり、それを体内に吸い込むことで、アレルギー症状が引き起こされます。住居内に卵を生みつけられると、孵化した幼虫のフンや死骸でも同様のことが起こりうるので、こちらも注意しましょう。

③空気中のカビや細菌

カビは高温多湿な環境を好みます。カビは空気中に胞子を飛ばし、勢力を広げていきます。この胞子がアレルゲンとなるのです。


特に「黒カビ」は、アレルギー症状を引き起こしやすいと言われており、風呂や壁紙、窓や洗面所、エアコンなど、様々な場所に発生します。黒カビが好む環境は、ダニが好む環境とほぼ同じであり、一般的に温度15~35℃、相対湿度50~100%の条件です。

④室内に入り込んだ花粉

花粉によってアレルギー症状が引き起こされること、つまり「花粉症」です。スギやヒノキなどの春に発生する花粉が原因によるものが多く、花粉を体内に吸い込むことで、アレルギー症状が発生します。


年初から3月にピークを迎える「スギ」、スギよりも遅れて4月頃にピークに到達する「ヒノキ」の2種類が、日本の花粉症の大半を占めると言われています。


花粉が付着した状態で住居内に入ると、空気中に花粉が持ち込まれてしまい、花粉症が引き起こされる可能性が高くなります。帰宅したらすぐ着替えたり、入浴するなどして、花粉の持ち込みを防ぐようにしましょう。

ダニ(ハウスダスト)アレルギーの症状

ダニ(ハウスダスト)アレルギーには、以下のような症状が見られます。

・アレルギー性鼻炎
くしゃみや鼻詰まりが続くほか、鼻水が出るのが特徴です。

・アレルギー性結膜炎
目のかゆみや充血、異物感などを感じたり、涙が多く出る場合も。

・気管支ぜんそく
アレルギーの炎症によって気管支が狭くなり、呼吸が苦しくなる状態を繰り返します。咳が続いたり、呼吸の度に苦しさを感じる場合もあります。

・アトピー性皮膚炎
皮膚のかゆみ、湿疹などが続きます。個人差がありますが、首や膝の裏、ももの付け根などに症状が出ることが多いとされます。

3.初耳!アレルギーマーチとは?

皆さんはアレルギーマーチをご存知ですか?アレルギーマーチとは、アレルギーになりやすい子どもが成長するにつれて、様々なアレルギー疾患に次々とかかっていってしまう現象のことを意味します。

例えば、乳幼児期にアトピー性皮膚炎と卵などの食物アレルギーを発症し、幼児期に呼吸器症状が出る喘息。その後成長するにつれ、家の中のハウスダストやダニ、花粉、カビに反応してアレルギー性鼻炎に・・・という様に、アレルギーになりやすい体質の人体が、成長するにつれて色々なアレルギー症状に悩まされることを、行進=”マーチ”に例えてアレルギーマーチと呼んでいるのです。

そもそも「アレルギー」とは、免疫反応が過剰に起こり、不必要に不快な症状をもたらす反応のことを言います。原因は完全には解明されておらず、日本ではその数が急増しています。アトピー性皮膚炎や、アレルギー性鼻炎、ぜん息、食物アレルギー、アレルギー性結膜炎、花粉症が主な症例で、アナフィラキシーショックなどの深刻な事態に陥るケースのアレルギーも見られます。

なぜアレルギーマーチが引き起こされるのか?

アレルギーマーチが引き起こされる理由は、身体の免疫システムが関係しています。

免疫システムとは、病原体などから私たちを守ってくれる身体の機能です。しかしアレルギーの場合は、免疫システムが過剰に反応し、無害な物質に対してもアレルギーを起こすタンパク質=IgE抗体などを産生。自分自身を攻撃してしまうのです。

その結果、1つのアレルギー物質に対してIgE抗体を作ってしまうと、他の物質に対してもIgE抗体を作りやすくなってしまい、アレルゲンに過剰に反応する身体になり、アレルギーマーチが引き起こされます。

アレルギーマーチの防ぎ方

アレルギーマーチの連鎖を経ち、防ぐためにはどの様な行動が必要なのか?自分である程度はコントロールすることも可能ですので、まずは防ぎ方を確認しましょう。深刻なケースは病院を受診し、薬物療法を中心に治療していくことが必要になりますので、自分や家族の症状をよく観察することも予防の第一歩です。

アレルゲンの発見 アレルゲンの除去 生活改善/体質改善

何がアレルゲンとなっているかを早めに確かめることが大切です。

しかし、極度にそのアレルゲンを遠ざけすぎることが、逆効果になる場合もあります。専門の医師の指導の下で、症状を確認しながら行うようにしましょう。

ダニ(ハウスダスト)のアレルゲンを、出来る限り除去することで、アレルギーマーチの進行を防ぐことができます。

例えば「ダニ」がアレルゲンと分かった場合は、ダニの温床となる布団や絨毯・カーペットなどの掃除機がけや、布団の丸洗いなどが有効な除去方法となります。

健康的な生活・体質に、改善することも重要です。

しっかりと睡眠をとり、過渡なストレスを心と身体に与えない様にすることはもちろん、ビタミンやミネラルなどの必要な栄養素を、バランスよく摂取する食生活の改善も重要です。

4.日常生活で実践できる!ダニ(ハウスダスト)アレルギー対策について

ダニは生命力が非常に強いため、家の中から完全に取り除くことは困難です。しかし、次のような対策をとることで、家の中に潜むダニの数を減少させることはできます。

その①寝具やカーテンの洗濯

ダニは布製品の中に潜り込む性質を持っています。そのため寝具やカーテンなどは定期的に洗い、ダニが住み着かないようにしなければいけません。

ダニは高い温度を嫌いますので、50度以上のお湯に浸けて丁寧に洗いましょう。更に、陰干し・乾燥機の使用で、より効果的なダニ対策ができます。

ダニのフンや死骸は洗濯で取り除けますが、ダニそのものの生命力はとても強く、洗濯による丸洗いだけでは完全に駆除することができません。陰干し・布団乾燥機による布団乾燥、仕上げのアイロンがけなどで、より多くのダニを死滅させる効果が期待できます。

▼布団の洗濯方法を知りたい!詳しい説明はこちら▼
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その②カーペットをこまめに洗う

カーペットを敷くことには、家具などによるキズ防止・防音の他に、ホコリを表面に吸着させ、空気中に浮遊するのを抑制する役割があります。


そのためフローリングに比べて、ダニなどが空気中に浮遊しにくくなるのでアレルギー対策には効果的です。


しかし、洗わずに放置していると、カーペット表面にダニが溜まってしまうので、こまめに洗わなければなりません。その際、カーペットを家具の下に敷いていると、取り込むのに手間がかかるので、カーペットの上に家具が重ならない程度の大きさのカーペットを選ぶようにしましょう。

その③こまめな掃除機がけ

ダニやホコリは掃除機で吸い取っても、掃除機のフィルターの隙間から空気中に再び散布されてしまいます。


これを防ぐためには「HEPAフィルター」(ヘパフィルター)という、目の細かいフィルターを使うのが効果的です。現状、全ての掃除機に対応はしていませんが、アレルギー症状が続く場合や、ホコリっぽさが気になる方は、HEPAフィルター対応の掃除機の仕様が大変おすすめです。


更に、寝具にも掃除機がけを行うことが有効です。ダニの死骸やフン、ホコリ、ダニのエサとなるような皮脂・フケ・アカ・髪の毛・食べかす。これらをできるだけ吸い取り、布団をキレイに保つことも重要になります。

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その④部屋の換気と、温度・湿度の管理を行う

ダニやカビは50%以上の湿度を好みます。住居内で湿気がこもりやすい寝室やクローゼットは、こまめな換気が必要です。特に寝室は、寝汗や空気中の湿気が、寝具にまとわりついて蒸れやすくなり、それがカビやダニの発生につながる可能性が高いです。


こまめな換気をすれば、寝具の湿気が抜けやすくなり、寝室内も爽やかな環境になります。除湿機、エアコンの除湿機能を使用して、部屋の温度・湿度を管理を行うのも良いでしょう。

その⑤ペットのお手入れ

大切な家族の一員だからこそ、アレルギー対策を徹底しましょう。ハウスダストとして溜まってしまう、ペットの毛やフケを、できるだけこまめに掃除して除去することが重要です。掃除が不十分だと、毛やフケがどんどん溜まってしまい、ダニが繁殖しやすくなったり、くしゃみや痒みなどのアレルギーが引き起こされる可能性があります。


更に、カーペットより掃除しやすいフローリングの部屋で飼育する、毛やフケが付着しやすい布団やソファにできるだけペットを載せない様にすることを心掛け、実践するだけでも効果が期待できます。


ヒトもペットも住みやすい住環境にしましょう。

▼ダニは部屋のどこに潜んでいるのか…?具体例はこちら▼
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5.ダニアレルギー対策グッズの活用

ダニよけ効果のあるシートやスプレーを使用して、ダニの発生・増殖を予防することができます。市販のダニ駆除アイテムは、どの様なものがあるのか?今回は3つのアイテムをご紹介します。

その①ダニ取りシート

ダニ取りシートには、ダニを寄せ付ける成分が含まれおり、布団やマットレス、カーペットの下に設置するだけで、強力な接着力でダニを捕獲するアイテムです。


ダニ取りシートの使用は、簡単で取り入れやすいので、試しやすいアイテムです。シートを設置したら、決められた期間内に速やかな回収しましょう。放置したままだと、かえって逆効果になる可能性があるので注意が必要です。


又、化学殺虫成分不使用なものなど、人体やペットに対して安全性の高いものを使用することをおすすめします。

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その②防ダニスプレー・燻煙剤

ダニ駆除スプレーは、スプレータイプのダニ用殺虫剤です。ソファや枕など、ダニが気になるところにすぐ使えます。
燻煙剤は、殺虫成分を含んだ煙や霧を部屋全体に行き渡らせ、室内のダニをまとめて退治しするアイテムです。


燻煙剤、駆除スプレーはダニを死滅させることが目的のアイテムです。使用後は、掃除機をかけるなど、ダニの死骸を除去することを徹底してください。ダニの死骸やフンなどが乾燥して微粉末になり、それを吸い込むことで、アレルギー症状の原因となります。


小さなお子様がいる家庭や、ダニ駆除スプレーの成分が気になる場合は、ダニ取りシートの使用がおすすめです。

その③防ダニ寝具

防ダニ寝具は、ダニの侵入と繁殖を効果的に防ぐことに特化しています。市販のものの多くは、「薬剤でダニを忌避」、「高密度生地でダニの侵入防止」の2種類に分けられます。


「薬剤」タイプは、比較的安価で購入でき、家族全員分の防ダニ寝具を揃えやすく、生地本来の機能も損ねません。しかし、経年により効果が薄れることがあり、小さなお子さまや肌の弱い方に悪影響を及ぼすデメリットあります。


化学繊維でつくった「高密度織物」は、通気性がやや落ちてしまい、ムレやすいデメリットがありますが、薬剤による人体への悪影響がなく、長時間に渡って肌に触れても、安心して使うことができます。

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6.【番外編】そもそも防ダニ布団って?

防ダニ布団は、ダニの侵入と繁殖を効果的に防ぐことに特化した布団です。ダニが入り込まない特殊加工が施されており、家庭で洗濯可能で、定期的な清掃によりダニ除去が簡単な点も魅力のひとつです。又、耐久性が高く長期使用にも適しています。
防ダニ布団はダニ対策に非常に効果的で、定期的な洗濯や掃除と併用することで、その効果を更に高めることが可能です。

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ダニは想像以上に布団を通過してしまう…

防ダニ加工を施していない通常の布団は、キルティングによって開いた針穴からダニが侵入します。
布団を使い続けると、布団に侵入するダニの数がどんどん増え続け、布団内部で繁殖してしまいます。定期的に洗濯や乾燥をして綺麗にしているつもりでも、布団内部に侵入したダニをすべて駆除することは、専門家でも困難です。


防ダニ布団の導入を検討される方は、その布団が高密度織物を使用しているか、針穴がない仕様になっているかをチェックすると良いでしょう。

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頻繁なお洗濯不要で、お手入れ簡単!

ヤマセイの「ダニゼロック」シリーズは、ダニの駆除を目的とした、頻繁なお洗濯が必要ない寝具シリーズです。
高密度織物の効果により、ダニが生地の中にもぐる事ができないので、日ごろのお手入れは「こまめな洗濯」ではなく、粘着式ローラーで表面に付着したホコリ(ダニなどのアレルゲン)を取り除くだけで十分です。洗濯は汗や皮脂汚れが気になるときに行うだけで良いので、洗濯回数が格段に減ります。


又、ヤマセイ布団専用のクリーニングサービスも利用できるので、クリーニング業者を探す手間もはぶけます。

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7.ダニアレルギー対策をできることから始めましょう

アレルギー対策をするには、まず自分のアレルギー症状の原因を知ることが重要です。
そして、そのアレルゲンを適切に遠ざけることで、ある程度コントロールしていくことができます。ただし、アレルゲンを遠ざけるため、室内の掃除や生活習慣の改善等を過度に行うことで、逆効果になる恐れもあります。適時、医師と相談しながら進めていきましょう。


アレルギー対策には、健康的な生活を送り、体質改善をすることが重要なのも忘れないでください。
もし自分のアレルゲンのひとつが「ダニ」だった場合は、防ダニ機能やアレルギー対策が施されている、衣類や寝具を利用するのが非常におすすめです。


ダニ(ハウスダスト)アレルギーは放置すると、呼吸困難や胸の圧迫、傷み、息切れや喘息による睡眠障害など、深刻な症状を引き起こします。これらを防ぐためには、症状が軽度なうちに、家の中からダニ(アレルゲン)を駆除することが重要です。
ダニを完全に駆除するのは難しいですが、今回紹介した方法を試して、少しでも減らすことができる様、実現可能なことからダニアレルギー対策を始めていきましょう。

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